Google Analyticsの項目について解説

こんにちは、一皿です。

できることが多いので、最初はグラフが多くどれを見ればいいかわかりにくいように見えますが、そこはさすがのGoogleさんなので、初心者にも分かりやすいように『リアルタイム』『ユーザー』『集客』『行動』『コンバージョン』の5項目に分けてくれています。

ここではざっと各項目について解説します。

各項目の概要を見れば項目の全体像を見ることができるので、まずは概要を見れるようになりましょう。

基本の項目

基本的には、各項目の概要(サマリー)を見ると、情報が直感的にわかるようになっています。では、各項目について解説をします。

リアルタイム

今、この瞬間に何人のユーザーがサイトにアクセスしているのかが現在進行形で分かります。

短く言うと、『アクティブユーザーの情報』を確認できる項目です。

サイトを更新した直後などにここを確認することで、ユーザーのレスポンスを見ることができます。

レスポンスが確認できるメリットとして、時事ネタ記事の集客状況が確認できるというのがあります。

また、簡易的な方法にすぎませんが、アクセス状況からあなたのサイトがちゃんと機能しているかの判断ができます。

ユーザー

指定した期間内にサイトに訪れたユーザーの数です。

アナリティクスのホーム画面においても、ユーザーの項目が1番大きく表示されるほど、サイト運営では重要度の高い項目となっています。

アクセス解析の精度は、ユーザー数が多いほど高くなるので、非常に重要度の高い項目です。

ユーザーの項目を見る上で重要な用語をまとめました。

実は、このユーザーのカウントというのは『1ユーザー』単位ではなく『1Cookie』でのカウントで集計をされているので、例えば、同一人物がPCとスマホの両方からあなたのサイトにアクセスをした場合、アナリティクスのユーザーカウント上では『2ユーザー』と表示されます。

ユーザー

指定の期間内に訪れたユーザー数。

大まかに言うと『ユーザー数』、厳密に言うと『ユーザーの利用端末の種類を含めたユーザー数』です。

サイト運営の初期段階では、広告の成約率などよりも、ユーザー数を上げるためにひたすら集客をすると良いでしょう。

ユーザー数が多いということは、それだけそのサイトに対しての注目度や共感者が多いということになるので、もし、広告の収益を早く上げたいと考えていたとしても集客の努力は怠らないようにしましょう。ユーザー数の向上が成約率の上昇にもつながりやすくなります。

セッション

『ユーザーの訪問~離脱』までを1セッションとした数です。

大まかに言うと『訪問回数』、厳密に言うと『利用開始回数』です。

なぜ2種類あるのかというと、これはユーザーの項目とは違い、『新規orリピーターに関係なく、あなたのサイトが何回利用開始されたか』を表しているためです。

この『利用開始された』という部分が重要で、例えば1人のユーザーが、『サイト訪問→Aのページを見る→30分以上放置→Bのページを見る』といった作業を行った場合、セッション数は『2』となります。

また、ユーザーが23時59分に訪問し00時01分にセッションを行うような、日付をまたいで訪問された場合も”2セッション”とみなされ、この場合では30分の放置に関係なく”2セッション”としてカウントされます。

これは、『30分放置されたらセッションを分ける』『日付をまたいだらセッションを分ける』『アクセス元のメディアが違う場合セッションを分ける』というアナリティクス側の規定があるからなんです。

『セッション数』は、この先説明する『ユーザー当たりのセッション数』や『直帰率』といった重要な項目を算出するために必要な数字なので、セッションとは何なのかをしっかり覚えておきましょう。

セッション時間

大まかに言えば、そのサイトでのユーザーの『滞在時間』』です。もう少し細かくに言うと、『1セッションの時間』です。

この項目、なぜ滞在時間で表示されていないのかというと、”ユーザーのアクション(セッション)をカウントするアナリティクスの計測方法上、最終ページの閲覧時間が計測できない”ためです。

例えば、1セッション内で下の様な内容の訪問があったとします。

  1. 1ページ目(閲覧時間5分) アクションあり ”計測可”
  2. 2ページ目(閲覧時間5分) アクションあり ”計測可”
  3. 3ページ目(閲覧時間20分)  アクションなし   ”計測不可”
  4. ページ離脱

この状況、本来であれば、滞在時間は30分が正しいのですが、アナリティクス上では10分と計測されてしまうので、あえて『セッション時間』となっているのです。

ユーザー当たりのセッション数

セッション数をユーザー数で割った値です。

これにより、ユーザーあたりの利用頻度が分かります。

まずは集客し、セッションとセッション時間を増やして、ユーザー当たりのセッション数を増やすことを短期の目標としましょう。

しかし、もちろん最終目標は広告成約率を上げて収入を増やすことなので、そこは間違えないようにしましょう。

新規ユーザー

指定期間内で新しく訪れたユーザーのことです。

最初の内はほぼ全てが新規ユーザーなので、どんどん新規ユーザーを呼び込んで、リピーターを増やしましょう。

直帰率

1ページだけみてサイトを離脱したユーザーの割合です。

これが大きくなるのは良いことではありません。がんばって下げましょう。

60%くらいのうちはまだなんとか大丈夫ですが、この数値が80%を超えたら、現状、そのサイトはユーザーを引きとめる力が足りてないのだと思い、すぐに改善させましょう。

とはいっても最初の頃は改善だって手探り状態なので、最初は直帰率は参考程度に見る程度にして、良い記事を書くことに集中です。

そうすれば、直帰率は自然と減っていきます。 直帰率をきにするのはその後で良いでしょう。

集客

ユーザーがどういった手段でサイトにアクセスしたのかが分かります。

ユーザーの項目を見る上で重要な用語をまとめました。

Direct

URLを直接入力してサイトにアクセスをしたユーザーです。

Organic Search

Google、yahooといった検索エンジンからの流入です。

Social

Twitter、FacebookなどのSNSからの流入です。

Referral

別ユーザーのサイトなどからの流入です。

Display

バナー広告からの流入です。

行動

サイト訪問後、ユーザーがどういった行動をとったのかを確認できます。

ユーザーの項目とは違い、記事ごとのビュー数や直帰率を詳しく確認できるので、どんな記事があなたのサイトの収入源となっているのかを調べることができます。

次は行動の項目を見る上で重要な用語です。

離脱ページ

離脱率の高いページには別記事のリンクを載せることで、他の記事を読んでもらうことができ、離脱率も下がります。

コンバージョン

注文やアカウント作成、SNSでの共有といっサイトの目標の設定ができます。

目標を設定したあとは、今後、どうやってこの目標を達成して行くかというのが、アフィリエイトサイトなどのビジネスサイトの最終目標となります。

まとめ

『リアルタイム』からそれぞれの項目を順に見ていくと、Google Analyticsのレイアウトというのは、下の『コンバージョン』に向かうほどブログとしての大目標へ焦点を当てていく作りとなっているので、項目単体を見るのではなく、まとまった1つの流れでとして捉えることで多少は見やすくなると思います。